300m水深対応 シングルポイント流向・流速計
Aanderaa RCM Blue (Recording Current Meter) はシングルポイント流向・流速計です。Bluetoothを使用してパソコンと通信し各種設定・データ回収が可能です。自記記録式で水深は300m対応です。係留策の傾きなど高精度に補正します。
- 自記記録式
- Bluetoothによる各種設定・データ回収
- 最大70Ahのバッテリー収納可能
- 装置状態を示す外部LED
- ユニークなZPulseマルチ周波数技術でデータ品質・サンプリングの向上、電力消費を軽減します。
- 内蔵コンパスとチルトセンサーにより補正
- 低消費電力
- 付着物への耐久性
- 大容量SDカード
- 係留または海底設置
RCM Blueは自記記録可能で、水温も測定できる流向流速計です。(オプションで圧力センサー)ドップラー流速センサーは、実証済みのSeaGuard ZPulseセンサーを使用しています。装置の各種設定とデータ回収はBluetoothを介して行われるので、配備のたびに耐圧ケースを開く必要がありません。
DCSセンサーは後方散乱音響ドップラー原理に基づいています。DCSには、各直交軸に2つのトランスデューサがあります。そのため、DCSは各軸で両方向の測定ができ、前方へのping機能を有効にした際のセンサー自体と係留ライン周辺の渦流速の干渉を受けません。各軸の1つのトランスデューサは短い超音波パルスを同時に発信します(各記録間隔に50~600のping)。同じトランスデューサは後方散乱信号を水中の粒子から受信します。
これがチルト補正された直交するxとyの流速成分になり、水平流速成分が得られます。北方と東方の流速成分はxとyの成分流速と内蔵のソリッドステート電子コンパスからの方位を基に計算されます。センサーはこれらの2成分測定の一部を使用して、北方と東方の平均流速成分とベクトル平均された絶対値流速と絶対値流向を最終的に計算します。
もう1つの優れた機能は、統計精度を向上させるZPulse技術です。マルチ音響パルスは、1つの音響パルスに組み合わされる2つの異なる周波数から構成されます。ZPulse DCSは、受信した信号を発信信号の各周波数毎に異なる周波数帯に分離し、高速デジタルシグナルプロセッサーで周波数シフトを分析します。
つまり、ZPulse DCSは2つの周波数を使用することで、単一周波数センサーに比べて2の平方根倍にping数を減少できます。