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多項目水質計EXOのメンテナンスの ポイント

Aquaculture Environmental Monitoring & Analysis Analytics Water Quality

Japan Blog: 多項目水質計EXOのメンテナンスの ポイント

EXOのメンテナンスのためのヒント

新しくEXOを購入したら、さっそく現場に設置してデータの収集を始めたいものです。チタンセンサーが明るく輝き、電源を投入すればランプが点滅するのを見れば(ただしfDOMやNitraLEDセンサーライトを直視することは避けてください)、すぐにでも目的の水質検査を行いたいと思うでしょう。

しかし一方で、購入した製品をできるだけ長持ちさせるにはどうすればよいかということも気になります。

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ここではYSIの修理/技術サポートの専門家が、可能な限り長期にわたって機器の性能を発揮させる方法をアドバイスさせて頂きます。

現場での定期的なメンテナンス

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EXOはどの程度の頻度で清掃すべきか

EXOやセンサーについて、どの程度の頻度で清掃を行うべきか、よく尋ねられます。実際のところ正解はありません。すべては現場の状況によります。常に綺麗な環境のフィールドの場合、年に4回程度清掃すれば十分な現場もあります。一方で、毎月点検を行うほか、暴風雨が発生するたびに、EXOにたまった多量の堆積物や破片を清掃しなければならない場所もあります。

新しい機器を購入された場合には、機器の汚れ具合を確認するために、最初の数か月は毎週または隔週で点検を行うことをお勧めします。機器の汚れが比較的少なければ、現場での点検の頻度を減らしていきます。

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EXOはどの程度の頻度でキャリブレーションを行うべきか

もう一つ、どの程度の頻度でキャリブレーションを行うべきかという質問もよく受けます。それに対する答えは、やはり状況によると言うしかありません。用途や設置場所によっては、頻繁なキャリブレーションが必要になる場合も、ある程度長期にわたって安定した状態が維持される場合もあります。

最初は毎月キャリブレーションを実施することをお勧めします。それを6か月続けた後で、数値のドリフトが低く抑えられていれば、キャリブレーションの間隔を隔月、さらには年4回程度に延ばすこともできるでしょう。

ただし、少なくとも年4回はキャリブレーションを行うようにしてください。高精度のデータを長期にわたって得るには、EXOとセンサーを定期的に点検することが重要になるからです。YSIは、センサーのキャリブレーションが必要になる値を示すような標準作業手順書は提供していません。

洗浄の手順

現場で洗浄を行う際には、(週1回、月1回、年4回いずれの場合も)すべてのセンサーを取り外して、センサー自体とセンサー間の部分の汚れを落とすことが重要です。EXOとセンサーの洗浄には、キムワイプ、スポンジ、ブラシ、石鹸水、、フジツボなどの固着物用の掻き取り工具など、さまざまな用具を使用できます。センサー、EXO、ケーブルそれぞれで推奨される洗浄手順については、EXOユーザーマニュアルをご覧ください。

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EXOがこのように汚れていた場合は、石鹸水、布、スポンジ、ブラシなどを使用して洗浄し、次の設置に備えましょう。

EXOバルクヘッドからセンサーを取り外した場合は、Oリングを慎重に点検し、OリングにKrytoxシリコンを塗布してから再度取り付けることをお勧めします。Krytoxシリコンは、綿棒などを使用せずに指で塗布します。指で触れることでOリングの劣化がわかるからです。

Oリングに傷や切れ目、突起がなければ、堆積物がコネクタ内に入り込む可能性がないことを確認できます。Oリングは時間の経過とともに伸びることがあり、センサーを再装着する際にバルクヘッドに挟まれることがあります。このような場合は、すぐにO-リングを交換することが重要です。

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Oリングと水中コネクタを定期的に点検して、古くなったKrytoxシリコンや破片を取り除きます。

水中コネクタにも定期的にKrytoxシリコンを施す必要がありますが、その際には、古くなったKrytoxシリコンや破片を必ず取り除いてから塗布してください。古くなったシリコンを石鹸水で洗い流してから、イソプロピルアルコールでポートとコネクタをきれいにし、アルコールが揮発したらあらためてコネクタにシリコンを塗布します。

水中コネクタは、金属部分からゴムが剥がれないように、湿った状態に維持する必要があります。ゴムが剥がれると、ピンが湿気で腐食し、センサーやEXOが故障する可能性があります。塩気や海水にさらされる環境ではコネクタのゴムがすぐに乾燥してしまうため、この点は重要です。

使用していない接続部分の水中センサーの汚れを落とし、シリコンを塗布してください。ポートプラグと接続キャップについても、上記の理由から定期的にシリコンを施す必要があります。

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C-Sprayや銅テープなどの防汚部品を使用すれば、長期的な設置が可能になり、清掃に要する時間も短縮されます。

YSIは、清掃を容易にする、EXOとセンサーを覆う防汚スリーブを提供しています。防汚スリーブは熱収縮性であり、EXOとセンサーに被せてからヒートガンやヘアドライヤーを熱収縮します。このスリーブはEXOやセンサーの設置後に、カッター等で簡単に切り落とすことができます。防汚スリーブを使用して、EXOまたはセンサーにダクトテープや銅テープを貼り付ければ、さらに防汚効果が高まります。

詳細については、このオンデマンドのウェビナーでご確認ください。

防汚処理の仕組み

現場で交換可能な部品

Oリングの他にも、現場で交換可能な部品があります。それらは年1回程度の交換を推奨とします。

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セントラルワイパーブラシは、現場での点検時に、クシまたはブラシを使って水で洗浄し、堆積物を取り除く必要があります。ブラシの毛が開いて、洗浄後も戻らないようであれば、ブラシの交換が必要です(詳細については、EXO Wiped Conductivity and Temperature Sensorの動画をご覧ください)。

ワイパーブラシの寿命を延ばすことは可能です。ブラシを十分に洗浄したら、ビニタイまたは小さめの輪ゴムでブラシの毛の部分を束ね、本来の形に整えてから、熱湯に静かに浸します。次に熱湯からブラシを引き上げ、乾燥させてから結束バンドを外します。それによって、ブラシが元の形に戻りやすくなります。

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pH、pH/ORP、およびISEセンサーには、先端部を現場で交換可能なモジュールが使用されています。条件にもよりますが、pHモジュールまたはpH/ORPモジュールの寿命は6~12か月程度で、ISEモジュールの寿命は3~6か月程度です。センサーモジュールを前回取り付けた日付を記録しておくことが重要です。ソフトウェアのSmartQC機能が黄色スコアを示すようになったら、次回の点検時に交換できるように、新しいセンサーモジュールをご注文することをお勧めします。

特にpHセンサーとpH/ORPセンサーについては、食器用洗剤の溶液、塩酸溶液、さらに塩素系漂白剤の溶液に浸すという3つの手順による洗浄プロセスが、EXOのマニュアルに記載されています。この手順に従って洗浄することで、センサーの応答時間が遅くなる原因になる、検知部分の汚れが落ちます。電球は壊れやすく、力を入れすぎると割れてしまうので、マニュアルに記載されている手順で行うことが重要です。

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EXO光学式溶存酸素センサーには、交換可能なメンブレンキャップがあります。このセンサーキャップは1年以上使用できますが、毎年交換することをお勧めします。また、砂地で作業している場合、砂の摩耗により窓の塗装が剥がれ、予想より早く交換が必要になることがあります。センサーキャップの交換には、新しい係数セットが付属しており、正しく動作させるためには、交換後にEXOに係数を入力する必要があります。

YSIが実施する定期的なメンテナンス

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セントラルーワイパーについては、YSIが少なくとも2年に1回のメンテナンスを実施する必要があります。センターワイパーのメンテナンスでは、水が侵入しないようにワイパー内部のシールを交換します。センターワイパーには回転軸があるため、EXOのセンサーで唯一、水が侵入する可能性があります。高精度のデータを継続的に得るには、このセンサーのメンテナンスを行うことが重要になります。