SonTek社の優れたドップラー技術を用いた、3次元超音波流向流速プロファイラーです。
SonTek アルゴノート Argonaut-XR は、超音波ドップラー方式の3D 流向流速プロファイラーです。
水位に応じた平均流速を測る3次元超音波ドップラー流速プロファイラー河床や海底に設置して上向きにビームを発射します。水深0.5m~22mの範囲で固定マルチセルの3D流速に加え任意に設定する独立変動セルの3D平均流速を計測します。
独立変動セルの範囲は水面自動追従とすることも可能で、その場合は水位変化に応じて 測定層を自動的に変化させることが可能となります。
- SonTek社の代表的な流向・流速プロファイラで、計測レンジは最大6m~180m
です。 - 最大100セルの流速プロファイルが可能です(一般的には10~30セルで計測
しますので、十分なセル数です) - 固定計測、移動計測など様々な計測が可能です。多くのオプションを標準装備
した機種(mini ADP Professional)もあります。
SonTek アルゴノート Argonaut-XR のプロファイリングは、最大10層までの固定セルプロファイルと、水位に追従する独立変動セル1層によって行うことが可能です。
流速数値は、各セル内の平均流速で出力され、セル厚は下表に示す範囲で任意に設定が可能です。
Argonaut-XR Acoustic Frequency |
Max. Number of cells |
Min. Blanking |
Min. Cell Size |
Max. Cell |
Max. Range |
3.0 MHz | 10 | 0.20 m | 0.20 m | 4.0 m | 4-6 m |
1.5 MHz | 10 | 0.50 m | 0.40 m | 8.0 m | 15-20 m |
0.75 MHz | 10 | 0.80 m | 0.80 m | 15.0 m | 30-40 m |
また、水位追従セルは、下図に示すように、2モードでの測定が可能です。
① モード1:水位変動に合わせて移動する独立変動セル(下図では Cell11-Dynamic)の計測設定。(下図では Cell1~10 が固定セル)
② モード2:セルのエンドポイントのみ水位変動し、常に全水深の平均流速を追跡する独立変動セル(下図では Cell11-Dynamic)にて計測。
(下図では Cell1~10 が固定セル)
専用ソフトウェアデーター解析例
Argonaut-XR 自記記録システムには、本体とバッテリを固定するための固定プレートが標準で装備されています。 流速の速い場所や波の激しい場所などで計測する場合は、別途固定用の台を設置することが望ましいです。短期間の計測の場合でも、固定用プレートに木枠をとりつけるなどして、着底時に装置が横倒しにならないような配慮が必要になります。